こんにちは!ノダチです。🧑‍💼
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

さて、「離婚に伴う不動産売却」に特化した専用ページの開設に合わせて連載している本テーマ。第1弾の「男性目線」、第2弾の「女性目線」に続き、第3弾となる本日のテーマは「60代以上の離婚(熟年離婚)における不動産の注意点」です。

子育てが一段落し、夫の定年退職を機にこれからの自分の人生を見つめ直したとき「夫婦別々の道を歩む」という選択をされるご夫婦が近年非常に増えています。

しかし、60代以上の離婚における不動産問題は、若い世代の離婚とは全く異なる「老後資金」というシビアな現実と直結します。
熟年離婚特有の不動産リスクと解決策を深掘りしていきましょう。


🍵 離婚と持ち家(60代・熟年離婚編)

ノダチ: いらっしゃいませ!本日はよくお越しくださいました。

お客様(60代女性): ノダチさん、こんにちは。実は……夫が今年定年退職を迎えたのを機に離婚を考えているんです。子供たちも独立して大久保を離れましたし、これからはお互い自由に生きようかと話し合っていまして。ただ、この「家」の財産分与で少し揉めているんです。

ノダチ: 長年のご夫婦生活本当にお疲れ様でした。お子様も立派に独立され、これからの第二の人生を前向きに歩み出すためのご決断なのですね。大久保エリアでもそういった「熟年離婚」に伴うご相談はここ数年で急増しています。現在、ご自宅のローンなどはどのような状況でしょうか?

お客様: 家は夫の名義でローンはあと300万円ほど残っていますが、今回の夫の退職金で一括返済する予定です。問題はその後でして……。夫は「長年住んだ家だから俺がこのまま住み続ける。お前には現金で財産分与をするからアパートでも借りて出ていってくれ」と言うんです。

ノダチ: なるほど、ご主人様が家に残り奥様が現金を受け取るという形ですね。一見、スムーズな解決策に思えますが実はそこに熟年離婚最大の落とし穴が潜んでいます。ズバリお聞きしますがご自宅の価値に対して十分な「現金(預貯金)」はお持ちでしょうか?

お客様: そこなんです!夫は簡単に「現金で渡す」と言いますが、退職金でローンを完済したら手元の貯金は夫婦合わせても1,000万円くらいしか残りません。

ノダチ: まさにそこが問題なのです。不動産という「目に見える資産」があるがゆえに陥りやすい「不動産はあるが、分けるための現金がない問題」です。少し具体的に数字を出してシミュレーションしてみましょう。


📊 「家余り・現金不足」が引き起こす財産分与の悲劇

ノダチ: 例えば、現在の明石市大久保エリアの相場でご自宅の価値が「2,000万円」だったと仮定します。 そして、退職金でローンを完済した後のご夫婦の共有貯金が「1,000万円」だとします。

ご夫婦の全財産は、家(2,000万円)+ 現金(1,000万円)= 合計3,000万円 になりますね。

財産分与は原則として「夫婦で半分ずつ」ですから、お一人あたりの取り分は「1,500万円ずつ」となります。

お客様: はい、計算上はそうなりますね。1,500万円もらえるなら私の老後の資金としてもなんとか安心できそうです。

ノダチ: しかし、ここで先ほどのご主人様の提案(夫が家に残り、妻に現金を渡す)を当てはめてみましょう。

  • 夫の取り分:家(2,000万円)
  • 妻の取り分:現金(1,000万円)

……お気づきでしょうか?これでは、ご主人様は本来の取り分(1,500万円)より500万円分多く財産を受け取っており、奥様は500万円分損をしていることになります。

お客様: あっ!本当ですね……!じゃあ、平等にするためには、夫から私に足りない分の500万円を払ってもらわないといけませんね。

ノダチ: その通りです。これを「代償分割」と言います。しかし、ご夫婦の現金1,000万円はすべて奥様が受け取ってしまっています。ご主人様の手元にはもう現金は1円も残っていません。つまり、ご主人様は奥様に払うべき500万円の現金を用意できないのです。

お客様: ええっ!?じゃあ、私は本来もらえるはずの1,500万円をもらえず泣き寝入りするしかないんでしょうか?

ノダチ: あるいは、ご主人様が退職後に新たにローンを組んで500万円を用意するか……ですが、定年退職後の無職(あるいは年金生活)の状態で、銀行が新たにお金を貸してくれる可能性は極めて低いです。結果として財産分与の話し合いが完全に暗礁に乗り上げてしまい、家庭裁判所での調停など泥沼の争いに発展してしまうケースが後を絶たないのです。


🏚️ 60代の一人暮らしに「ファミリー向けの持ち家」は必要か?

お客様: そんな……家があるせいで、現金が平等に分けられないなんて。じゃあ、いっそのこと私が家に残って夫に現金を渡せばいいんでしょうか?

ノダチ: それも一つの方法ですが、もう一つ、60代以上の方に必ずお伝えしている「生活の現実」があります。それは「広いファミリー向けの戸建てに、高齢になってから一人で住み続けることのリスク」です。

ご自宅はお子様が小さい頃に建てた4LDKや広めの3LDKではありませんか?

お客様: はい、子供2人が自分の部屋を持てるように大久保の駅から少し離れた静かな住宅街に2階建ての4LDKを建てました。庭も少しあります。

ノダチ: そのお家を、これから70代、80代と年齢を重ねていく中でお一人で維持管理していくことを想像してみてください。

  • 2階の部屋は全く使わなくなり、掃除の手間だけがかかる。
  • 庭の草むしりや、外壁のメンテナンス、屋根の修理などにお金と体力が奪われる。
  • 車を手放した後、駅から遠い立地での買い物や病院通いが困難になる。
  • 固定資産税を、一人の年金の中から毎年払い続けなければならない。

お客様: ……確かに。今でさえ2階の掃除は億劫になっています。庭の手入れもこれまでは夫がやってくれていたからなんとかなっていましたが、私一人では無理かもしれません。

ノダチ: そうなんです。若い頃は「夢のマイホーム」でも、ライフステージが変われば「負動産(負担になる不動産)」に変わってしまうことがあります。特に熟年離婚においては無理に家を残すことで、お互いの老後の生活資金(現金)を圧迫し、生活の質を著しく落としてしまう危険性が高いのです。


💡 もっともお勧めの解決策:「売却して現金化」と「3,000万円特別控除」

お客様: 家を残すのがこんなにリスクだらけだとは思いませんでした。では、どうするのが一番良いのでしょうか?

ノダチ: 熟年離婚において最も公平で、トラブルが少なくお互いの老後資金をしっかり確保できる方法はただ一つ。 「家を売却して現金化し、貯金と合わせてきっちり半分に分けること」です!

先ほどの例で言えば、家を売って2,000万円の現金を作り、元々の貯金1,000万円と合わせて現金3,000万円にする。それを1,500万円ずつキレイに分けて、それぞれが自分のライフスタイルに合った駅近で管理の楽なコンパクトなマンションや賃貸に住み替えるのです。

お客様: なるほど!それなら不公平感は全くありませんし、お互いに十分な老後資金を持って新しい生活をスタートできますね!でも……家を売ったら、税金がたくさんかかるんじゃないですか?

ノダチ: そこもご安心ください!ご自宅(居住用財産)を売却した場合、要件を満たせば「3,000万円の特別控除」という非常に強力な税金の優遇制度が使えます。

これは簡単に言うと、「家を売って出た利益(譲渡所得)が3,000万円までなら、税金(譲渡所得税)はかかりませんよ」という国の制度です。多くの場合、この制度を使うことで税金の負担をゼロ、あるいは大幅に減らすことができ手元に現金をしっかり残すことが可能です。

お客様: そんな制度があるんですね!知らなかったです。夫も「税金で持っていかれるくらいなら自分が住む」と言い張っていた部分があるので、この制度の話をすれば納得してくれそうな気がします。

ノダチ: 税金や法律が絡む不動産売却は専門的な知識がないと「損をしていることにすら気づかない」ことがよくあります。だからこそ、当事者同士だけで話し合うのではなく早い段階で私たち不動産のプロにご相談いただきたいのです。


📝 退職金でローンを返す前に!必ず査定を

お客様: ノダチさんに相談して本当に良かったです。目の前がパッと開けたような気がします。夫とも、「売却」を前提にもう一度話し合ってみます。

ノダチ: ぜひそうしてください!そして、ここからが一番重要なお願いです。 ご主人様が「退職金でローンを完済してしまう前」に、必ず一度ご自宅がいくらで売れるのか(現在の市場価値)の査定を行ってください。

お客様: え?ローンは先に返しちゃダメなんですか?

ノダチ: 絶対にダメというわけではないのですが、ローンを完済してから売却活動を始めると、万が一想定していた価格で売れなかった場合、手元に現金がない状態で次の住居(賃貸の初期費用や、小さなマンションの購入費)を確保しなければならず身動きが取れなくなることがあります。

まずは「査定」を行い、手元にいくら現金が残るのかの「確定的な数字」を出します。その数字をベースに、弁護士さんを入れるにしても、ご夫婦で話し合うにしても、具体的な老後の資金計画を立てるのが鉄則です。

私ノダチが、明石市大久保エリアの最新相場と、過去の取引データ、そして「3,000万円特別控除」などの税制面も考慮した上で最も手元にお金が残る戦略的な査定書を無料でお作りいたします。

お客様: ありがとうございます!なんだか、離婚後の生活への不安がスッと消えて前向きな気持ちになれました。早速、家の図面や書類を探してきます!


💻 熟年離婚の不動産問題、一人で抱え込まないでください

60代以上の熟年離婚は、「これまでの人生の清算」であると同時に、「これからの老後をいかに豊かに、安心して暮らすか」というサバイバルでもあります。

感情的なしこりに加えて、年金、退職金、税金、相続問題など、複雑な要素が絡み合うため判断を一つ間違えれば老後破産に直結しかねません。

今回、「離婚に伴う不動産売却」の専用ページでは今回お話ししたような熟年離婚特有の財産分与の注意点や、不動産売却時の税金対策についてさらに詳しく解説しています。

  • 「夫の退職が近いが、家の価値が分からないので査定だけしてほしい」
  • 「子供たちに迷惑をかけずに、綺麗に財産を分けたい」
  • 「売却後、大久保駅周辺で高齢の一人暮らしでも借りられる賃貸はあるか?」

といったご相談も大歓迎です。

▶離婚に伴う不動産売却に関する特設ページ

長年ご家族のために頑張ってこられたあなたにこそ、安心して笑顔で過ごせる「第二の人生」を手に入れていただきたいと心から願っております。

熟年離婚に伴う持ち家の処分でお悩みの方は、ぜひ一度株式会社nodachiまでお気軽にご連絡ください。

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    株式会社nodachi(明石大久保の小さな不動産nodachi)
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