お客様:「ノダチさん、こんにちは!実は今気になっている中古一戸建てがあるんですけど、建物のすぐ裏に大きな鉄塔があって高圧電線が通っているんです。場所も広さも理想的なのに、相場より200万円くらい安い気がして。やっぱりこれって何か大きな落とし穴があるんでしょうか?😅」
ノダチ:「こんにちは!それは悩みどころですね。高圧電線が近くにある物件、いわゆる『高圧線下』や『高圧線近接』の物件ですね。結論から言うと『心理的・視覚的な抵抗感』を受け入れられるなら経済的には非常におトクな選択肢になり得ます。でも、落とし穴がないわけではありませんよ。今日はそのあたりを整理していきましょう!✨」
1. なぜ高圧電線の近くは安いの?
お客様:「そもそも、どうして安くなるんですか?電気自体はどこにでも通っているのに、高圧電線だけ特別扱いなのはなぜでしょう?🤔」
ノダチ:「良い質問です!主な理由は3つあります。
- 心理的忌避感(なんとなく嫌だなという気持ち)
- 建築制限(電力会社との地役権の設定)
- 視覚的圧迫感(景観の問題)
特に1番の心理的影響が大きいです。多くの人が『なんとなく体に悪そう』とか『景色が悪い』と感じるため、需要が減り価格を下げないと売れない……という市場原理が働いているんです。不動産用語ではこれを『心理的瑕疵』に準ずる減価要因として扱います。🏠📉」
お客様:「地役権……?難しい言葉が出てきましたね。それは何ですか?」
ノダチ:「簡単に言うと『電力会社が、電線を安全に維持するために、あなたの土地の一部を使わせてもらう権利』のことです。高圧線が土地の真上を通っている場合、登記簿にこの地役権が設定されていることが多いんです。 具体的には、『この範囲には高さ〇メートル以上の建物は建てられませんよ』といった制限がかかったり、電力会社の点検のために立ち入りを認めなければならなかったりします。その代わり、土地の所有者は電力会社から『線下補償料』という協力金をもらえるケースもありますよ。💰」
2. 気になる「健康への影響」はどう考えればいい?
お客様:「一番気になるのはやっぱり健康面です……。電磁波って体に悪い影響はないんでしょうか?子供もいるので心配で。💦」
ノダチ:「ここが一番デリケートな問題ですよね。現在、世界保健機関(WHO)などの公的機関の見解では『高圧電線からの電磁波が人体に有害であるという決定的な証拠は見つかっていない』とされています。
日本でも経済産業省が厳格な基準を設けており、住宅地の電磁波強度は国際的なガイドラインを下回るように管理されています。実は、家の中にある電子レンジやドライヤー、スマートフォンからも電磁波は出ています。高圧電線のすぐ下で計測しても家電製品を使っている時より数値が低いことだってあるんです。📱⚡️」
お客様:「えっ、そうなんですか!?意外です。じゃあ全然気にしなくていいってことですか?」
ノダチ:「うーん、そこが難しいところなんです。科学的に『安全』と言われても人間の感情は別ですよね。 『もし何かあったら……』と不安を感じながら暮らすこと自体が精神的なストレスになってしまうならそれはその方にとって『良くない家』になってしまいます。逆に、『科学的な基準をクリアしているなら、安く買える方が合理的だ!』と思える方なら全く問題ありません。結局は個人の価値観の判断になるんです。🙏」
3. 高圧電線に近い物件の「意外なメリット」
お客様:「デメリットばかりだと思っていましたが、メリットもあるんでしょうか?安さ以外に。」
ノダチ:「実はあるんですよ!代表的なものを挙げてみますね。
- とにかく価格が安い:同じ予算で、ワンランク上のエリアや広い土地が手に入る可能性があります。
- 日当たりや眺望が確保されやすい:高圧線の下や鉄塔の周囲は、安全のために高い建物が建てられません。つまり、将来的に高いマンションが建って日が当たらなくなる……というリスクが低いエリアとも言えます。☀️
- 固定資産税が安くなる可能性がある:評価額が下がっている分、毎年の税負担も軽くなるケースがあります。
- 線下補償料がもらえる:土地の真上を通っている場合、数年に一度お小遣い程度の補償金が入ることがあります。
どうですか?『広い庭が欲しいけど予算が足りない』という方にはあえて狙い目の物件になることもあるんです。😊」
お客様:「なるほど!『将来、目の前に建物が建たない』というのは、住宅密集地ではかなりの強みですね。考え方次第でプラスになるんだ……。😮」
4. 買う前に絶対にチェックすべき「注意点」
お客様:「でも、いざ買うとなったら何をチェックすれば失敗しませんか?」
ノダチ:「プロの視点から、3つの重要チェックポイントをお伝えします!✍️
① 騒音
雨の日や霧の深い日に、電線から『ジジジ……』という小さな音がすることがあります。これをコロナ放電と言います。晴れた日には聞こえないので、天気の悪い日に現地に行って音が気にならないか確認するのがオススメです。☔️👂
② ラジオやテレビの受信障害
最近は光回線やケーブルテレビが主流なので減りましたが、古いアンテナを使っている場合、電波障害が起きることがあります。ネット環境をどう確保するか事前に確認しておきましょう。📺
③ 「売却時」の出口戦略
ここが一番大事です!『安く買える』ということは、『売る時も安くなる』ということです。また、買い手が見つかるまで時間がかかる可能性もあります。 一生住むつもりなら良いですが、将来的に売却や住み替えの可能性があるなら周辺相場よりもさらに一段階安く見積もっておく必要があります。不動産屋さんに『この物件、将来いくらぐらいで売れそうですか?』と意地悪な質問をしてみるのも手ですね(笑)。🤔🏠」
5. 資産価値はどうなる?住宅ローンの審査は?
お客様:「売却時の価格以外に、住宅ローンの審査で不利になったりしませんか?」
ノダチ:「基本的には、高圧電線があるからといってローンが組めないことはありません。ただし、銀行の担保評価(その土地がいくらの価値があるか)は、通常の土地より低く見積もられます。 つまり、フルローン(全額借り入れ)を希望していても、評価額が足りずに『少し自己資金を出してください』と言われるケースが稀にあります。でも、これは売買価格自体が安くなっていれば相殺される話なので過度に心配しすぎる必要はありませんよ。🏦✅」
お客様:「そうなんですね。資産価値については、『安く買って安く売る』というスタイルなら、損得はトントンってことでしょうか?」
ノダチ:「その通りです!むしろ、購入時の価格を抑えられる分毎月のローン返済が楽になり、生活の質(QOL)が上がるという考え方もあります。 不動産投資の視点で見ても、利回りが高くなる(投資額に対して賃料収入の割合が増える)のであえて高圧線近くの物件を好む投資家さんもいるくらいです。💰」
6. ノダチからのアドバイス:最後は「直感」も大事
お客様:「色々お聞きして、少し気持ちが整理されてきました。でも、まだ迷います……。最後に背中を押す(あるいは止める)アドバイスをいただけますか?😅」
ノダチ:「もちろんです!私がお客様にいつもお伝えしているのは、現地に立って、鉄塔や電線が目に入った時に
- 『あー、やっぱり気になるな。なんか落ち着かないな』と感じるなら、やめておきましょう。 毎日の生活で視界に入るたびに小さなストレスが積み重なるのは、健康に良くありません。
- 『これくらいなら気にならないし、この広いリビングの方が価値がある!』とワクワクするなら、それはあなたにとっての「買い」物件です。
不動産はスペック(数字)も大事ですが、最後はそこに住む人の『居心地』がすべてです。他人の目は気にせず、自分たちの暮らしにフィットするかどうかを最優先してくださいね。🌟」
お客様:「ノダチさん、ありがとうございます!もう一度、今度は家族で夕方や雨の日にも現地を見に行ってみます。納得して決断できそうです!😊」
ノダチ:「素晴らしいですね!ぜひ、いろんな時間帯・天候でチェックしてみてください。もし何か不安なことがあればいつでもご相談くださいね。株式会社nodachiはいつでも相談をお受けいたします!💪」
まとめ:高圧電線近くの物件を検討中の方へ
「高圧電線が近い家」には確かにデメリットもありますが、それ以上に魅力的な「価格の安さ」や「将来の住環境の安定」というメリットも隠されています。
大切なのは、「正しく怖がり、正しく理解すること」。
- 地役権の有無を確認する
- 健康リスクへの自分なりの答えを出す
- 出口戦略(売却時)を想定しておく
- 音や景観を現地で体感する
これらを押さえておけば、高圧電線近くの物件はあなたの理想の暮らしを叶える「賢い選択」になるかもしれません。
明石市周辺でもこういった条件付きの物件はよく出てきます。 「この物件、どう思う?」というセカンドオピニオン的なご相談も大歓迎です! 不動産探しは、一人で悩まずに一緒に楽しみながら進めていきましょう。
不動産のお悩みは「株式会社nodachi」へ
会社名:株式会社nodachi(明石大久保の小さな不動産nodachi)
代表取締役:野田 紘史(のだ ひろふみ)
所在地:〒674-0058 兵庫県明石市大久保町大窪623番7号
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営業時間:10:00~18:00(定休日:水曜)
メール:info@nodachi.info
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