🚗 駐車場はあるのに、車が入らない!?
お客様: 「ノダチさん、こんにちは!ちょっと聞いてくださいよ。最近、明石市大久保内で素敵な中古一戸建てを見つけて、リフォームして住もうと思ってるんです。でもね、一つだけ大きな悩みがあって……。」
ノダチ: 「おっ、お久しぶりです!明石市大久保内での物件探し、いいですね。で、その悩みというのは?」
お客様: 「駐車場なんです。敷地内には車2台分のスペースがあるんですけど、道路との境目に立派な縁石(ブロック)がずらーっと並んでいて。車を入れようと思ったら、一箇所だけある狭い隙間から斜めにバックで入れなきゃいけなくて。これ、毎日やるのはストレスですよ!」
ノダチ: 「あ〜、なるほど。よくあるお悩みです。いわゆる『切り下げ』が十分になされていない状態ですね。」
お客様: 「そうなんです!だから、もういっそのこと、ホームセンターで電動ピック(コンクリートを砕く機械)をレンタルしてきて、自分でガガガッと壊しちゃおうかと思ってるんですけど……。自分の家の前だし、いいですよね?」
ノダチ: 「ストーーーップ!! お客様、それだけは絶対にやめてください!今すぐそのレンタル計画を中止してください!(汗)」
お客様: 「えっ、なんでですか?自分の家ですよ?私が買った土地の前じゃないですか。」
ノダチ: 「そこが落とし穴なんです。実はその縁石、お客様の持ち物ではなく、『明石市の持ち物』なんです。」
🚧 第1章:縁石は誰のもの?「道路法」の壁
お客様: 「市の持ち物? 私の家の目の前にあるのに?」
ノダチ: 「そうなんです。日本の法律では、道路(公道)の境界線から外側は公共物。縁石も、アスファルトも、さらにはその下を通っている側溝も、基本的には市区町村や都道府県の財産なんです。つまり、勝手に壊すと『器物損壊罪』に問われる可能性があるんですよ。」
お客様: 「器物損壊! 犯罪になっちゃうんですか……。良かれと思って(?)綺麗にしようとしただけなのに。」
ノダチ: 「そうなんです。さらに、縁石には『歩行者の安全を守る』という大事な役割があります。縁石があることで、車が不用意に歩道に乗り上げるのを防いでいるんですね。それを勝手に取ってしまうと、歩行者の安全を脅かすことにもなりかねません。」
お客様: 「なるほど……。でも、じゃあどうすればいいんですか? 一生、あの狭い隙間からアクロバティックな駐車を続けなきゃいけないんですか?」
ノダチ: 「いえいえ、ご安心ください。ちゃんと『合法的に』縁石をなくす方法があります。それが『道路法第24条に基づく工事承認申請』、通称『24条申請』です!」
📄 第2章:魔法の呪文「24条申請」とは?
お客様: 「24条申請……なんだか急に難しくなりましたね。」
ノダチ: 「名前は固いですけど、中身はシンプルです。『自分の都合(車の出し入れ)のために、市の財産である道路を改造させてください! もちろん工事費は自分で持ちます! 工事後はまた市に返します!』というお願いを役所にすることです。」
お客様: 「あ、なるほど。『お借りしている道路を、使いやすく加工させてください』という許可をもらうわけですね。」
ノダチ: 「その通りです! 明石市の場合、明石市役所の道路管理課という部署が窓口になります。ここに、『どんな工事をするのか』という図面や計画書を提出して、審査を受けるんです。」
お客様: 「審査……。もし落ちたらどうなるんですか?」
ノダチ: 「基本的には、公序良俗に反したり、交通安全に著しい支障がない限りは通ります。ただ、『どこでも好きなだけ削っていい』というわけではないのがポイントです。」
📏 第3章:切り下げには「黄金のルール」がある
お客様: 「えっ、全部削っちゃダメなんですか? 家の横幅いっぱいに縁石がなければ、どこからでも停められて便利なのに。」
ノダチ: 「そこが公共物の難しいところなんです。明石市を含め、多くの自治体にはガイドラインがあります。例えばこんな感じです。」
① 切り下げの「幅」の制限
ノダチ: 「一般的な住宅の場合、切り下げられる幅は原則として4メートル以内、最大でも4.5メートル程度とされることが多いです。車1台分プラスαくらいですね。」
お客様: 「たったの4メートル!? 2台分並べて停めたいときは足りないじゃないですか。」
ノダチ: 「そうなんです。でも、歩行者からすれば『どこから車が飛び出してくるかわからない道』は怖いですよね? だから、必要最小限の幅に制限されているんです。2台分の場合は、条件によっては少し広げられたり、2箇所に分けたりできる場合もありますが、役所との協議が必要になります。」
② 「場所」の制限
ノダチ: 「交差点の近くや、横断歩道のすぐそば、街路樹がある場所などは、切り下げが認められないか、街路樹の移植費用まで負担しなければならないケースもあります。」
③ 「構造」のルール(ここが重要!)
お客様: 「構造? ただ低くするだけじゃないんですか?」
ノダチ: 「ここが一番の驚きポイントかもしれません。実は、縁石を低くするだけではなく、その手前のアスファルトも掘り返して、強く作り直さなければなりません。」
お客様: 「えっ、道路そのものも!?」
ノダチ: 「はい。普通の歩道は、人が歩く重さしか想定していません。そこに毎日重い車が乗り入れると、アスファルトがすぐにボロボロに割れてしまうんです。だから、車が乗っても大丈夫なように、路盤(下の地盤)を深く掘って、厚いアスファルトで補強する工事がセットになります。これを『乗り入れ舗装』と呼びます。」
💰 第4章:衝撃の「工事費用」…誰が払う?
お客様: 「……なんだか、大掛かりな話になってきましたね。ノダチさん、正直に聞きます。その工事、いくらくらいかかるんですか?」
ノダチ: 「いい質問ですね(笑)。皆さんが一番気になるところです。結論から言うと、全額、お客様(申請者)の自己負担です!」
お客様: 「えーーー!! 市の道路を強くして、綺麗にするのに!?」
ノダチ: 「厳しいですよね。でも、理由は『個人の利便性のため』だからなんです。費用感としては、場所や範囲によりますが、安くても20万円、しっかりやると50万円〜100万円かかることもあります。」
お客様: 「ひゃ、100万!? 縁石をちょっと低くするだけで!?」
ノダチ: 「内訳を言うと納得いただけるかもしれません。
- 申請費用(図面作成・役所との協議):行政書士さんや設計士さんに頼むと数万円。
- 警備員さんの費用:公道の工事なので、交通整理の人が必要です。これが意外と高い!
- 舗装工事:先ほど言った、道路を強く作り直す費用。
- 縁石の設置:低く加工された新しい縁石を設置する費用。
- 産廃処分費:削り取った古いコンクリートを捨てる費用。 ……これらが合わさると、どうしてもそのくらいのお値段になっちゃうんですよ。」
お客様: 「ううむ……。中古物件を安く買ったつもりでも、駐車場の入り口でそんなに出費があるなんて、計算外でした。」
ノダチ: 「そうなんです。だからこそ、不動産を買う前に『ここ、車入れやすいかな?』『切り下げ工事が必要かな?』という視点を持つのがめちゃくちゃ大事なんです!」
🛑 第5章:やってはいけない「スロープ設置」の罠
お客様: 「100万はきついなぁ……。じゃあノダチさん、ホームセンターで売ってる『段差解消スロープ』を置くのはどうですか? プラスチック製とかゴム製のやつ。あれなら1万円くらいで済みますよね?」
ノダチ: 「あ〜……。それ、街中でよく見かけますよね。でも、実は法的にも安全面でも、かなりグレーというか、アウトに近いグレーなんです。」
お客様: 「えっ、みんな置いてるじゃないですか!」
ノダチ: 「そうなんですが、実は道路法では『道路に物件を置くこと』を禁止しています。スロープを置くことで起きる、3つのリスクを知っておいてください。」
リスク1:事故の責任
ノダチ: 「もし、雨の日に自転車やバイクの人がそのスロープで滑って転んだり、歩行者がつまずいて怪我をしたりしたら、設置した飼い主(お客様)の責任になります。高額な損害賠償を請求された事例もあるんですよ。」
リスク2:水害の原因
ノダチ: 「スロープが側溝の蓋を塞いでしまうと、大雨の時に水が流れず、道路が冠水する原因になります。近隣トラブルの元ですね。」
リスク3:警察からの指導
ノダチ: 「最近は警察や役所の見回りが厳しくなっています。『撤去してください』という警告札が貼られることもありますし、放置していると強制撤去されることもあります。」
お客様: 「……安物買いの銭失いどころか、一生の後悔になりかねないですね。」
ノダチ: 「そうなんです。明石大久保の平和な暮らしを守るためにも、正規の『切り下げ工事』をお勧めしたいのが、プロとしての本音です。」
🛠 第6章:工事の流れとスケジュールの目安
お客様: 「分かりました。腹をくくって、ちゃんとした工事を検討します。でも、明日からすぐに工事できますか?」
ノダチ: 「残念ながら、お役所仕事なので少し時間がかかります(笑)。一般的な流れはこんな感じです。」
- 現地の確認・測量(1週間):まずは専門の業者さんが見に来ます。
- 役所への事前相談(1週間):明石市の担当者に『こんな感じでいい?』と聞きに行きます。
- 申請書の提出:図面を添えて正式に申請!
- 審査期間(3週間〜1ヶ月):ここが一番長いです。役所の中でハンコが回るのを待ちます。
- 工事着手:許可が降りたら、ようやく工事開始! 工事自体は2〜3日で終わることが多いです。
- 完了報告:終わったら役所に写真を添えて報告します。
お客様: 「トータルで2ヶ月くらいは見ておいたほうがよさそうですね。」
ノダチ: 「はい。引っ越してすぐに車を使いたいなら、物件の契約が終わってから入居するまでの間に進めておくのが理想的ですね。リフォーム工事と一緒に計画するのがスムーズです。」
🏡 第7章:「切り下げ」を検討する方へ
お客様: 「ノダチさん、今日は本当に勉強になりました。縁石一つで、こんなに法律やお金の話が出てくるなんて思ってもみませんでしたよ。」
ノダチ: 「不動産って、建物の壁の色とか間取りに目が向きがちですが、実はその『一歩外側』にある道路との接点が、住み心地を大きく左右するんです。」
お客様: 「本当にそうですね。道が狭い場所も多いし、縁石の有無で毎日の運転のストレスが全然違いそうです。」
ノダチ: 「そうなんです。古い住宅街だと、昔の基準で切り下げが作られていて、今の大きなミニバンだと入りにくい……なんてケースもよくありますからね。」
✨ 株式会社nodachiが大切にしていること
ノダチ: 「私は、ただ家を売ったり仲介したりするだけの不動産屋にはなりたくないんです。 お客様がそこに住み始めてから、『あ、車が入りにくい!』『雨の日に庭がぬかるむ!』と困る姿を見たくありません。
だからこそ、物件のご案内の時には、『この縁石、切り下げ工事が必要になりそうですね』とか、『ここなら工事費でこれくらい見ておいたほうがいいですよ』という、ちょっと耳の痛いかもしれないアドバイスも正直にお伝えするようにしています。」
お客様: 「それが『明石大久保の小さな不動産 nodachi』の強みなんですね。親身になってくれるというか、同じ目線で考えてくれるというか。」
ノダチ: 「ありがとうございます! 私は一人でやっている小さな会社ですが、その分、一組のお客様とじっくり向き合います!」
🏁 まとめ
いかがでしたでしょうか? 今回の「縁石物語」。 改めてポイントを整理すると……
- 縁石は市の所有物! 勝手に削るのは犯罪リスクあり。
- 「24条申請」が必要! 役所の許可をもらって正しく工事を。
- 費用は自己負担! 数十万円の予算を見ておくのが吉。
- スロープは危険! 安全と近隣トラブル回避のために避けましょう。
- まずはプロに相談! 申請から工事まで、信頼できるパートナーを見つけること。
「うちの前の縁石も気になるなぁ……」と思ったそこのあなた! ぜひ一度、「明石大久保の小さな不動産 nodachi」までお気軽にご相談ください。
不動産のお悩みは「株式会社nodachi」へ
会社名:株式会社nodachi(明石大久保の小さな不動産nodachi)
代表取締役:野田 紘史(のだ ひろふみ)
所在地:〒674-0058 兵庫県明石市大久保町大窪623番7号
電話番号:078-939-8527
営業時間:10:00~18:00(定休日:水曜)
メール:info@nodachi.info
ホームページ:https://nodachi.info
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