お客様「うちの家の前に電柱があって、すごく邪魔なんです…。
車の出し入れも見えにくくなるし、売却時にも不利って聞いたことがあります。
なんとかならないんでしょうか?😢」
ノダチ「結論から言うと……
“動かせるケースもあるけれど、動かせないケースも多い”
というのが正確な回答です😊
ただし、知られていない “交渉の方法” がいくつかあります。」
今日は、家の前の電柱に関する 現実的な対応策・移設の可能性・注意点 を、対話しながら整理していきます。
🔍【そもそも電柱って誰のもの?】
お客様「まず電柱って誰の持ち物なんですか?市のもの?」
ノダチ「いい質問です😊
実は電柱は、ほとんどが 関西電力(電力会社)やNTTなどの民間会社の所有物 なんです。」
📌 代表的な電柱の種類
- 電力会社の電柱(電線・トランスあり)
- NTTの電柱(通信線用)
- 共同電柱(電力+通信)
道路上にあるので“公共物”っぽく見えますが、管理者は電力会社や通信会社なんですね。
📝【電柱は勝手に動かせない】
お客様「家の前にあるから動かしてほしい、と言えばやってくれるんですか?」
ノダチ「ここが難しいところで……
電柱は道路管理者(市・県)から使用許可を得て設置されているので、
“基本的には利用者(市民)都合だけでは移動できない” とされています。」
❌ NG(個人都合だけ・景観だけでは不可)
- 邪魔だから
- 見た目がイヤ
- 家の価値が下がる気がする
- 景観に合わない
こういった理由だけでは移設は認められません。
✔【ただし…移設してもらえる“可能性がある”ケースもある!】
お客様「おおっ、どういうケースなら動かせるんですか?✨」
ノダチ「主に以下の理由なら、移設が認められる可能性があります。」
■① 電柱のせいで事故リスクが高い
- 見通しが悪く車の出し入れが危険
- 歩行者や自転車が接触しやすい位置
- 道幅が狭く、通行に危険が生じている
道路管理者や電力会社が
“安全性に問題がある” と判断すれば、移設が検討されます。
■② 電柱が建築確認の妨げになっている
新築工事の際に、
- 足場が組めない
- 車両が入れない
などの物理的障害がある場合、
建築会社から電力会社へ依頼すると移設される事例 があります。
■③ 電柱の老朽化に伴う交換時に位置変更できる
電柱は約30〜40年で交換があります。
そのタイミングで、少しだけ位置変更が可能なこともあります。
💴【移設費用は誰が負担する?】
お客様「動かせたとして、費用ってどうなるんですか?」
ノダチ「これはケースバイケースですが、ざっくり次の通りです👇」
■ ① 電力会社が負担するケース
- “安全上の理由がある” と判断された場合
- 道路管理者(行政)が要請した場合
この場合は 無料 で移設されることもあります。
■ ② 依頼者が費用を負担するケース
個人都合に近い理由で移設したい場合は、
依頼者(家主)が全額負担 となるケースがほとんど。
💰 目安は30万円〜100万円
(距離・周辺設備・移設方向により変動)
電柱を1本動かすだけでも、
- 地中の埋設配線
- 支線の取り回し
- 通信線の付け替え
などが必要なため、高額になりがちです。
🧭【移設の相談はどこにするの?】
お客様「相談ってどこに言えばいいんですか?」
ノダチ「これも簡単で、基本は“電柱の管理会社に連絡するだけ”です。」
■ 電柱の管理者を調べる方法
電柱には必ず
電柱番号(プレート)
が付いています。
代表的な表示
- 『NTT〇〇-△△』 → NTT
- 『関電□□□』 → 関西電力
- 『共〇〇』 → 共同電柱
これを控えて電話すればOK✨
■ 相談先
🔌 関西電力送配電
(関電の配電部門)
📞 NTT(西日本)
通信線が主体の場合はこちら。
🧩【移設以外の「現実的な対策」】
お客様「とはいえ移動できないケースも多そうですね…」
ノダチ「その通りなんです😅
そこで、“移設以外の選択肢” もいくつかあります!」
■① ミラー設置
市役所に申請すれば、
カーブミラー(道路反射鏡) を設置できるケースがあります。
出入りの安全性が大きく改善されます。
■② 植栽・フェンスなどの調整
動かせない場合、
- 目隠し
- クッションガード
など周辺環境を整えることでストレスを軽減できます。
■③ 売却時は「評価の仕方」で不利を軽減できる
電柱前だからといって、
必ずしも売却価格が大きく下がるとは限りません。
ノダチが査定する際は、
- 道路幅
- 出入りのしやすさ
- 視界
- 車の保有状況
などを加味して、
不利にならないよう評価方法を工夫 できます。
📚【電柱問題の“あるある相談例”】
● 車が出にくい
→ ミラー設置+電柱位置の調査
● 雨の日に車が停めにくい
→ ガードレール設置相談
● 電柱の影響で道路が狭く感じる
→ 道路幅員調査+行政相談
● 売却時に説明すべき?
→ “電柱位置の告知” は必要
(ただし大きな瑕疵扱いではない)
😊【ノダチからのアドバイス】
ノダチ「電柱は “移動不可” と諦められがちですが、
実際は 相談すると案外動くケース もあるんです。」
ポイントは次の3つ👇
- 安全性に問題があるかどうか
- 行政(道路管理者)が協力するか
- 費用負担をどうするか
また、売却相談時には、
“電柱の位置が心配で…” というお客様は意外と多いため、
ノダチはこういった相談にも慣れています。
📩【家の前の電柱でお困りの方へ】
「車が出し入れしにくい…」
「売却時にマイナスにならない?」
「今から移設できる?」
など、気になる点があればお気軽にご連絡ください。
電柱の位置問題は、
正しい知識+行政or電力会社対応 で改善できることが多いです😊
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