🧑‍🦰お客様

「ノダチさん、不動産を売るときや買うときに “役所調査をします” ってよく聞くんですが…
役所に行って何を調べてるんですか?必要なものなんですか?」


👨‍💼ノダチ

「はい。めちゃくちゃ大事です!
実は、不動産の売買は “目に見える部分” より、目に見えない裏側の情報 のほうがトラブルに直結しやすいんです💡

そこで私たち不動産業者が行うのが 役所調査(法務調査・行政調査)
簡単に言えば、

👉 その不動産が本当に安全に売れるか・買えるかを確認するための『健康診断』

みたいなものなんです。」


───────────────────────────

🏛 1. 役所調査でどこへ行くの?

───────────────────────────

👨‍💼ノダチ

「まず、役所調査では次のようなところへ行きます👇」

  • 市役所(建築指導課・都市計画課・道路管理課など)
  • 上下水道局
  • 法務局(登記所)など

「実は “一か所だけ” ではなく、
不動産の種類によって 5箇所くらい回ることも普通 なんです。」


───────────────────────────

🏡 2. 具体的にどんなことを調べるの?

───────────────────────────

👨‍💼ノダチ

「ここが最も重要な部分です。
役所では、次のような “一般の人には見えない情報” を細かくチェックしていきます💡」


用途地域(建てられる建物の種類)🏙

  • 住宅しか建てられないのか?
  • 店舗・アパートは建てられるのか?
  • 将来建て替えが可能か?

👉 資産価値 に直結します。


建ぺい率・容積率(建物の大きさ)📐

「敷地に対してどれくらいの建物が建てられるか?」
これは 必ず都市計画課で確認 します。

例)
建ぺい率60%・容積率200%
→ 100㎡の土地なら、最大200㎡の延床面積が建てられる。

これが違法だと、再建築できない=価値が下がる ということも。


道路との関係(建築基準法42条)🚗

「ここ、めちゃ重要です!」

建物を建てるには必ず 建築基準法上の道路に2m以上接している 必要があります。

調べる内容は👇

  • 前面道路は “建築基準法道路” か?
  • 道路幅員は4m以上あるか?
  • セットバックが必要か?
  • 道路の管理者は市か県か?私道か?

これを間違えると…

建替えできない土地を買ってしまう
資産価値が想定より低くなる

という大問題になります。


道路管理者の占用・後退ライン(セットバック)

市役所の道路管理課にて、

  • 道路境界確定の有無
  • 後退(セットバック)が必要か
  • 道路部分を買い取れるか

を確認します。


都市計画(将来の街づくり)🗺

都市計画課で、こんなことも調べます。

  • 将来、道路が通る予定があるか
  • 市街化区域/調整区域の区分
  • 防火地域、準防火地域
  • 景観条例の指定

たとえば、
「ここは将来道路になるからセットバックしてね」
と言われている土地を知らずに買うと、将来トラブルに。


上下水道の設備情報💧

上下水道局で確認するのは👇

  • 水道管の引込み径
  • 下水が公共か、浄化槽地域か
  • マンホールの位置
  • 私設管の有無

これを知らずに購入すると、

💸「工事費が想定より100万円以上高くなる」

なんてこともあります。


法務局での登記情報📄

主に以下を確認します。

  • 地目
  • 地積(測量図の有無)
  • 所有権・抵当権・地役権
  • 私道持分
  • 分筆履歴

特に 地役権(通行の権利) が抜けている物件は危険です。


名義人・隣地境界の状態

実は、

  • 境界杭があるか
  • 越境の有無
  • ブロック塀が誰のものか

なども現地で確認します。
これも売買トラブルの多いポイントです。


───────────────────────────

📌 3. 役所調査をしないとどんなリスクがある?

───────────────────────────

👨‍💼ノダチ

「役所調査を省略すると、後からとんでもない問題が出ることがあります😱」


❌ リスク① 建替えができない土地を買ってしまう

道路調査を怠るとよく起こります。


❌ リスク② 再建築不可なのに気付かないまま売買

買主はもちろん、仲介業者も責任問題になります。


❌ リスク③ 土地の一部が道路扱いで面積が減る

→ 資産価値が大きく下がる。


❌ リスク④ 下水道がない=工事費100万以上

役所で確認していれば避けられる失敗です。


❌ リスク⑤ 道路後退(セットバック)を知らずに購入

将来の工事費・建築計画に大きな影響。


❌ リスク⑥ 越境トラブル

隣地の屋根が越境していたり、塀の所有が曖昧だったり。

「これを売買契約後に知ると揉めます」


───────────────────────────

📝 4. 実際の “役所調査フロー” を公開!

───────────────────────────

👨‍💼ノダチ

「不動産会社が実際に行っている流れはこちらです👇最近はPCで取得できるものも多くなってきましたが、役所には足を運ぶことはまだまだあります💦」


① 法務局で登記の確認(最低2種類を取得)

  • 公図
  • 地積測量図(あれば全て)
  • 建物図面
  • 登記事項証明書

② 都市計画課で用途地域・建ぺい率・容積率など確認

同時に、

  • 建築基準法道路か
  • 道路種別(42条1項1号〜5号)
  • 将来の都市計画道路
    も確認。

③ 道路管理課で道路境界を調査する

境界確定済みかどうか、
セットバックの要否もここで判明します。


④ 水道局で水道管・配水管の位置と経路を確認


⑤ 下水道局で公共下水の有無・私設管の情報を確認


⑥ 現地調査で越境・境界杭を確認

  • 越境物(屋根・樹木・フェンス)
  • 境界杭の有無
  • 高低差
  • 道路舗装の状況

これらは 役所だけでは分からないため、必ず現地調査もセット です。


⑦ 必要に応じて消防署・県土木へ確認

火災法・土砂災害警戒区域・急傾斜地など
安全情報を調べます。


───────────────────────────

🏁 5. 役所調査は “不動産の安全性” を守るための必須作業

───────────────────────────

👨‍💼ノダチ

「売買契約書の“重要事項説明”は、この役所調査が元になっています。
正しい調査をしないと、正しい説明もできません。」

つまり…


✔ 役所調査なしでの売買は “とても危険”

✔ 調査を丁寧に行うことで買主・売主の権利を守れる

✔ トラブルの9割は事前調査で防げる


───────────────────────────

📣 最後に|ノダチからひとこと

───────────────────────────

👨‍💼ノダチ

「不動産は “見た目がキレイかどうか” より、
その土地が持つ 法的なリスク を先にチェックすることが大切です。

nodachi では、 売却前・購入前に徹底した役所調査を実施 しています。

“この土地って大丈夫?”
“買って後悔しないか不安…”

そんなときは、ぜひお気軽にご相談ください😊

📍不動産のお悩みは「株式会社nodachi」へ

会社名:株式会社nodachi(明石大久保の小さな不動産nodachi)
代表取締役:野田 紘史(のだ ひろふみ)
所在地:〒674-0058 兵庫県明石市大久保町大窪623番7号
電話番号:078-939-8527
営業時間:10:00~18:00(定休日:水曜)
メール:info@nodachi.info
ホームページ:https://nodachi.info

📱 LINEからのご相談も大歓迎です→公式LINE